とうしょう尚   崎 尚

作陶、土味へのこだわり

下り松付近の原土

備前の伊部下り松(伊部駅北東、備前警察署北)付近の粘土は、
小砂が含まれていますが、耐火度は高めで、容作りもしっかりとでき、
乾燥した素地はザラザラ感がしていて、
焼き上げると、荒々しさの表現を持つように感じられ、
緋スキの発色はまずまずです。

制作・焼成のサンプル

焼成品=左側:電気炉酸化焼成、
右側:角窯の弱還元焼成





原土を徐々に片手ハンマーで、
解砕をしていきます。

採掘された、下り松の原土です。

















これは30目でフルイで取り除かれた
小石、砂利です。



水簸槽
解砕された原土を、この水槽で
撹拌をしながら溶かし、
泥水にして有機物の草木を水槽に浮かして
取り除き、砂、小石などをフルイを通して
取り除いていきます。








これは60目のフルイで取り除かれた、
砂です。
フルイの沈殿部分からも、
モヤシのヒゲの様な草木の根っこやらが
結構、取り除かれます。
徐々に水簸層の濃度を濃くして、
それを素焼きの鉢に移します。





さらに水分を飛ばして、
泥水を粘土に変えていきます。

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