作陶、焼味へのこだわり
焼成の窯変と焼き締め土の景色
作陶された制作品(素地)を薪の窯で焼成する。
そこに、精土、作陶からのプロセスが完結する時を迎えることになる。
「土と炎の芸術」と言われる、作品を追い求めています。
酸化炎による焼成 上部の松灰釉 |
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オキ(炭)による焼成 強還元のサンギリ 還元炎による焼成 松灰釉とサンギリと流胡麻 |
還元炎による焼成 松灰釉とサンギリ |
サヤ鉢内で中性炎で焼成 緋スキ |
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サヤ鉢内での中性炎で焼成 松灰によるレインボー |
サヤ鉢内での中性炎で焼成 素性の違う土の表情 (自然練込み土) |
サヤ鉢内での弱還元炎での焼成 素性の違う土味の表情 (自然練込み土) |
左から強い還元炎の焼成で、右側へ行くほど酸化炎の焼成気味です。
焼成、窯焚きでの窯変は、
薪が窯で燃えて、炎となっり、飛んで流れて、
炭となっり、灰となって、
様々な表情を作品に描いて、楽しませてくれます。
窯詰では、これから流れて走るであろう炎や、
割り木が飛び込み炭となる場所を、
それを包む窯さんと語りながら、
焼き上がりの表情を想像しながら窯詰をして、
それに向かって焼成をしています。
作品を作る段階で、すでに作風を想定して、制作はしてはいますが、
窯詰時には窯内全体で窯詰を考えなくてはいけません。
一部の作品だけで、窯を焚けるのではないのです。
後部、左右、上部、前部、細心の注意を払いながら
窯詰をしていきます。
「土と炎の芸術」と言われる、最高の作品を求めて