とうしょう尚   崎 尚

子( Ne 2008)香炉

もともとは、土の塊、
両手を使い、命を吹きかけるように、
少しづつ包み込みながら子が生まれました。
土の塊から生まれた『子』です。
子香炉

2008年は戊の子(つちのえのね)年です。

この香炉は、空高く希望を見据える
『子』を象っています。
「子」ひらたく言えばネズミです。
しかしながら、ネズミといえども
干支の十二支の始まりなのです。

その昔、干支を決める競争で、、
「牛の背中に乗って体を休め、
  ゴール前では自らが頑張り一番乗り」
そんな、お話はご存知ではイナでしょうか?

利口さと機敏を持ち合わせています。


細く柔らかい毛を、
鋭い動きをイメージした
香炉窓を開けた
伏せ香炉

戊の子(つちのえのね)

戊とは十干からは土の兄の戊。
子はご存知十二支からはネズミの子。

『戊』(つちのえ)は(ぼ)とも読み、
草冠のついた「茂」と共通し、
植物が繁茂するように
物事が繁栄する意味を持つ。

『子』(ね)にはネズミの早い成長から、子孫繁栄。
金財招福の象徴とされ、
素早く豆に働き賢くすばしっこいことから
行動力も表すと言われています。

今年は夢の始まりの年に、、、  
希望が叶う、
そんな年になると良いですね。

物事が始まる
新しい年になりますように
願いをこめて制作をいたしました。

お香を香炉に直接載せますと
破損する危険があります。

焼成皿にお香を載せて使います。


子(Ne 2008)香炉

子 置 物

作品展

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